昨日書きました職業訓練校の同級生のKさん70歳のご主人は68歳。友人のK さんは40歳代でお見合いで結婚したのですが、ご主人にはお子さんがいらして、おじいさんが農業をしていらして。職業訓練校の仲間は「聴くだけで、大変な思いをしそうなところへ行かなくても?!」と言う人が大半でした。
でも彼女は結婚しました。結婚式には同級生が出席したのです。手作りの結婚式でした。彼女から私に「歌を歌ってほしいわ。」と言われて緊張しながら歌ったのを覚えています。安室奈美恵さんの「Can you celebrate?]でしたね。
そのKさん、頑張り屋さんらしく娘さんに手を焼きながらも育て上げ、おじいさんも送ってまだ頑張って介護の仕事をしているんです。
そして今、68歳のご主人が「米を作りたい!」と。ご主人は腰痛の持病があるとのこと。彼女いわく「病院のはしごをしてるわよ。」
「野菜を作るとかじゃないの?」と私。「野菜はしたくないんだって。米作りをしたいみたいよ。でもね、お米って田植え機や稲刈り機が高くてね。借金してまでする?って感じなのよ。ねえ〜(´・ω・`)」
なるほどね~でも思ったのです。「遺伝子だわよ。おじいさんはお米を作っていらしたんだから。」
遺伝子、この不思議なるもの。
物心ついたときからお父さんが毎年田んぼでお米を育てて稲刈りして、そのお米を食べて育ったご主人には、そのお父さんの血が流れているのです。
今田んぼだったところに雑草が生い茂り、農家の生まれじゃない私は農業の苦労を知らない極楽とんぼゆえ「どうしてこんな状態のままなの?」
後継者がいない問題は耳にはしています。会社形態にしてお米を作っているのも報道で見たことはあります。
友人のKさんが68歳の腰痛持ちのご主人がお米を作ることのハードルの高さに嘆くのも理解はできます。
私が知る限りではご主人はおじいさんがいらしたころは自営業で農業とは無縁の仕事をされていたのです。
友人のKさんいわく「どんどんおじいさんに似てきてさ。頑固親父ぶりまでそっくり!」そりゃそうよ、親子ですもの。似てきて当然よ。
さて68歳にしてお父さん譲りのお米作りは実行にうつせるのか、誰かサポートしてくれる人でも現れないかなと叶わぬ夢のように思う私は無責任ですかねえ。
おじいさん無き今、田んぼは荒れ果てているんでしょう。その田んぼを見てはご主人は胸が痛んでいるのではないでしょうか。
なかなか簡単に解決できることでもないとは思いながら、そう思い悩んでいるときも時間は止まってはくれないのです。そういうときの時計はカチカチと非情にも時を刻むのです。
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