都内のデパートもたくさんお仕事させていただきました。Italiaつながりでメジャーなブランドではなかったですが、素敵なデザインで大好きなブランドで働きました。たまたまのご縁だったのですけどね。
有名な女優さんや歌手の方もみえるのが、田舎育ちの私には「さすが東京!私が今ここにいるのが不思議?!」と思える出来事でした。
中学校の修学旅行で東京にきたのですからねえ。羽田空港や東京タワー(東京タワーのミニチュアを買った記憶はありますが)を周り、ほんとうに「ふ〜ん、凄い街なんや!」と思ったものの修学旅行から帰ればそれで「おしまい!」でした。今振り返っても「憧れる」だとかは全くなくて、遠すぎたんでしょうか?
その東京で、それもデパートのなかで販売員として働くとは、自分でも思いもかけない流れの展開でした。
これを書いてもいいのかしらと思える出来事に遭遇したんです。もう20数年も前のことなので、時効かなと。
その日の午後から販売員の口伝えで夜、なんだか特別なことがありそうだとザワザワしていました。私は何もわからずに仕事をしていました。
夜の閉店1時間前頃から、デパートの警備員の方が見え始めまして「何?こんなこと初めて。」とさすがに感じました。
思わせぶりに書くつもりはないので、要は女装趣味の男性がいらしたのを目にしたんですわ。私はかすかに知ってはいたものの、目にしたのは初めてでした。
人は見てはいけないと思うほど、気になる生き物だとよくわかりました。「見ないように。」と言われてもいましたので、言い聞かせていたのに、一度だけちらっとその方向に目がいってしまったんです。そうしたら、その男性と、これがまた目が合ってしまいまして!
その時のドキドキ感ったらなかったです。心の内では「ああ、やってしまった!」と。 でも、今でもその目を覚えているのですから、インパクトは強く刻み込まれたんでしょうね。
後でいろいろ聞いたりしていますと、それほど珍しいことではないようで。今でいうLGBTも関係しているということなのでしょうか。その当時はまだそんな風潮は取りざたされていませんでしたけど。
結構会社でも上の立場の方のストレス解消法でもあり、少し性錯誤と表現すると語弊があるかもしれませんが。私のあくまでも想像に過ぎません。
今現在は女装の男性もいらっしゃいますし、高校の制服でも男子もスカートありも出てきています。
この「ジェンダー」というものの曖昧さが研究されていくうちに、きっちりと区切れるものではないらしいとわかってきつつあるようです。
私などは、ドンドン女性の要素が減ってきているのを感じますしね。
人体の不思議はまるで「宇宙」のように深淵です。
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