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変身願望

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 センセーショナルな?題名、 そうでもないですかね?今時。

昔、熊谷に住んでた頃、娘が2歳でしたか。

「奥様,変身!」番組がありまして、応募はがきを出したんです。 オーデイションの通知がきまして、都内のテレビ局まで出向きました。

身内は全くいない土地での育児に追われていた時期でしたので、髪は輪ゴムで結んで(輪ゴムでなくて、他になかったのと自分でも思うのですが)、それだけは覚えています。どんな服装だったのか、記憶のかけらも残っていません。まあ、普段着のどおってことない感じだったでしょうね。

娘を連れて、初めてのテレビ局。 なぜかOKの知らせが来ました。変わり映えすると、思われたのでしょうか。

それからは、某有名デザイナーのスタジオに連れていかれました。娘も一緒です、もちろん。ドレスを3着持ってこられて、「好きなのを選んでください。」

なにを思ったのか、(後で思ったのですが、どうして?ピンクのドレス。一生で初めてで最後のピンク。まあ、3択だったのもあったのでしょう。)フワフワとしたピンクのドレスを選択しまして。

東京のど真ん中の有名デザイナーの、という雰囲気に呑まれたんですかね。

「はい、このドレスに合う靴は、自分で買ってきてください。」と数千円を渡されました。無難なベージュのサンダルにしまして。

テレビに生出演、事前に私の母と、連れ合いのお母さんに上京して貰いました。二人もおもしろい体験になったのではと思っていますが、今でも。連れ合いは、「とんでもない!と仕事に行く。」と拒否。

お昼頃の番組でしたので、朝から準備が始まりました!

スタジオって、意外ときれいな所じゃないのね、が第一印象でしたね。

「はい、着ている服を脱いで、着替えてください。」と声がかかり、「はあ?!ここでですか?」と私。「モデルさんたちや皆さんそうですから、スタッフは見慣れていますので、、」絶句!

仕方なし、着替えました。

カーテンのついた、べニア板で作った門のような、そこから「はい、変身!」と登場するという段取りです。「仮面ライダー、変身!」とは、ちょっと違うんですね(笑)

髪の毛は、熱こてでカーリーふわふわヘアーに、顔はメーキャップアーティストがなんじゃかんじゃ塗ってくだすって、一応ピンクドレスにマッチするよう、お膳立てもすみ、時間通りに「はい、登場でーす!」と。

恥ずかしいもありの、緊張もありの、スタッフの手際のよい誘導もありで、後は母2人の感想を聞くという感じで、バタバタと終わった感じで、ほとんど覚えていないのです。

そのままの恰好で熊谷まで帰ることに、、

途中、何人かの知らない方に「見てましたよ!」と、声をかけて貰ったりもありました。

私って、好奇心が強いんだなあと、しみじみ自分の行動を振り返るときに思います。その為に、失敗することもありましたし、いいことも。

はがき1枚でダメもとで、どんななんだろう?から始まって、嵐のように終わりましたが、おもしろい経験だったなあって感じですね。

ピンクのドレス?残っていません。クリーニングして置いていましたが、小さな子ども連れだったせいか、淡いピンクにシミが残っていましたし、処分しました。

若いって、臆せず(この程度ですから、たいしたことじゃないですが。)進むのがいいんでしょうね。

まだ、デザイナーさんもご活躍ですし、ますます素敵になっていらっしゃいます!ファッション誌でお見かけすると、ほろ苦い、若い日をふっと思い出します。

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