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犯罪、戦争、公害 の元凶はカネ!

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 コロナ禍、デルタ変異型も怖いです。しかし、人間は楽に便利に、かつお金儲けもできるとなるとなんでもやってしまうんだと思い知らされます。

 ベトナムで枯葉剤が使われたことは「ベトちゃんドクちゃん」が来日して2人を切り離すというむずかしい手術を受けたという報道で強く「怖い薬品」との認識を持ってはいました。がその「ベトちゃんドクちゃん」が成長されてからの報道は少なくなり、次第に枯葉剤のことは話題に上がらなくなったように思います。私も薄れてきていました。 

 先日放送された「「エージェントオレンジ」(枯葉剤の名称)を見るまでは。ベトナムでは4世代に渡ってまだまだ奇形の子供たちが生まれているという事実。全く思い至らなかったのはベトナム戦争に従軍したアメリカ兵のお子さんたちも奇形の宿命を持って生まれておられることでした。考えて見れば無差別に飛行機から猛毒の枯葉剤がまかれたのですから、それを浴びた人たちには国籍は関係なかったのです。

 それに加えてベトナム戦争で余った「エージェント・オレンジ」をアメリカ国内の自然豊かな地帯にも飛行機から大規模にまかれたという事実は初めて知りました。4人のお子さんたちと引っ越して来られた1年後に毒の粉がまかれて、子供たちも体調を崩し、犬は死んだそうです。川に生息していた魚や鳥たちも同じ運命に。

 その当時、専門家という男性が「安全だ!」と明言したというのです。「エージェントオレンジ」散布に抗議する女性活動家(4人のお子さんのお母さん)は脅かされたり、最終的には家に放火されて4人のお子さんたちが亡くなったといいます。医者のご夫婦は「エージェント・オレンジ」散布後の自然流産が劇的に増加した事実と、「先天性無脳症」のお子さんが2人生まれたことに衝撃をうけましたが、やはりその医師ご夫婦に暗に「こどもさんへの危害」を匂わせる訪問者に恐怖を覚えて、手をひかれたと証言されていました。

 現在80歳近い「チャン・トー・ガー」さんというフランス国籍のベトナム人の女性がアメリカの「ダウ・ケミカル社」や「モンサント社」(現在はドイツのバイエル社)とう14社を相手取って訴訟を起こしておられますが、今年5月に却下されています。彼女ももちろんベトナムで「エージェント・オレンジ」の洗礼を受けていてご自身も肝臓がん、お子さんたちは長女が心臓に大きな欠陥があって亡くなっています。

 「エージェント・オレンジ」の散布は安全だと、アメリカで散布されていた当時に専門家という男性が明言しているのも恐ろしいことでした。その上、残った大量の「エージェント・オレンジ」は世界中の土地に埋没されたというのです。その毒性は決して消えることのない物質「ダイオキシン」です。

 戦争だけにとどまらず、山々に平然と散布され、残ったものまで世界中にとは恐ろしい限りです。どうして、政策のために、お金のためにこうまで人間を人間を痛めつけて殺していくのでしょうか。いつまで、こんなことが繰り返されるのでしょうか。

 日常の中にも、危機はそこにあると感じました。

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