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今日が初七日の友人宅から今午後3時帰宅。彼女は花いっぱいの中で😿

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  友人は私が保険の外交の仕事の時の顧客であり、かつ初めてのイタリア旅行に一緒に行った友人でもあります。

 つかず離れずの不思議な関係で、そんなに会わないのに会ったら気を使いすぎもしないで話せるんですからね。彼女の住まいのバリアフリーにリフォームしたきれいなリビングに入ったところにたくさんの花に埋もれるようにご主人さまの穏やかな顔の写真が。。。

 ご主人は前立腺がんに始まって、脳に転移して、大腸にも転移してあちこちで保険のきかない治療も受けたりとされたようでしたが、がんは早い内の適切な治療がキーだというのが、彼女の後悔のようです。ですがこれが一番難しいのだろうと思います。最初にかかった医師を信頼して、結果なかなか良くならないので次にかかった医師も少し見間違いがあったりと。医師を探す、医師とのいい出会いが困難なことなんですから。

 一人でいるのが寂しくて、辛くて何も手につかないと言っていたとおり、私が彼女の家についてしばらくしてから洗濯機を回すこと、回すこと❢「すごく洗濯機回してるよね、ほんとうに。」と私。「うん、だって全然してなかったからね。」と彼女。本当に、そりゃあね、最愛のご主人が5年間のがんとの闘病の末に73歳で亡くなったんだから、洗濯なんてどうでもいいことだけど。

 とにかくやさしいご主人だったから、ごみ捨てから旅行の予約、美味しい食材のお取り寄せ等全てご主人がされていたようでした。この20日、21日の京都への旅も予約してあったとかで、急遽キャンセルしたそうです。

 彼女は40歳台初めかな、居酒屋で(彼女はほとんど下戸ですが、人当たりがいいのと楽しい処が好きで、美味しいものが好きなので)たまたま出会い恋愛結婚したんですね。お子さんはいなくて、二人でしょっちゅう海外旅行、国内旅行とでかけていました。

 私に「お見合い結婚の人って冷たいよね、ご主人に。」と面と向かって言うのですが、彼女が言っても「そう?それはそれなりよ。夫婦は不思議なものなのよ。」とサラッと言えるので何ということもなく会話は流れて。。

 約30年前のイタリア旅行で8日間ずうっと顔を突き合わせて大丈夫かしら?と心配したのが嘘のようになんにも異和漢も疲れもしないで過ごせたように、そのまま今に至っている彼女と私です。

 彼女は趣味の会の友人や地元の同級生、いとこなど私より交流関係も広いのですが、私のようなちょっと面白い縁で知り合ったものもフランクに付き合えるのは彼女のもつ優しさじゃないかと思うのです。

 一人で二人分の片付けをするのは大変だなあとゴミの分別や、たまっていたダンボールの箱の片付け、彼女がでられない郵便物の受け取りなどに私が役にたっただけでも行ったかいがあったかも。彼女は「いてくれるだけでいいんだから、、」と言いながら、写真のご主人に「なんで死んじゃったんのよ。私は死なせないって言ったよね。」と何回も話しかけているのです。

 それを見ると、何の言葉も私の口から出ません。慰めなんかできないと、言いたいだけ言って、としか。ただ彼女が倒れたりしないようにと願うだけでした。

 可愛いワンちゃんもやさしいお父さんがいなくなって、神経過敏になっているようでした。ワンちゃんも賢いので、わかりますよね。でもそのワンちゃんがいるから今朝も散歩に1時間出ていき、ワンちゃんに支えられてもいるんですよね。

 昨夜も、いいえ今日の午前2時頃まで話していて、少々目がショボショボしていますが、別れ際に「1週間に一度きてよ。」と言う彼女に寂しさの深さを改めて感じて返す言葉が出ませんでした。

 少しづつ彼女が出かけられる状況になり、コロナで行けない海外へ行けるようになることを願っています。「また海外旅行に行こうよ❣」と言っていましたから、彼女が私にね。近いうちに行けますように❣

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