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悩み苦しんだ若い頃に

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 フェロモンの多い私の連れ合いは現役のころは家にいないことの方が多くて、ラブラブ恋愛結婚じゃなかった私ですが子どものこと、家事全般私任せの連れ合いには明治の女でもない私は諦めながらもカリカリしていました。

 そんな頃に明治、大正時代の行動的な女性「伊藤野枝」「与謝野晶子」等の本を読んでいました。30年近く前のことなのですが、鮮烈な印象を受けたのははっきりと覚えています。

 それほどのバイタリティもなくて、健康面でも不安のあった私は「離婚」の文字が浮かんでも実行にうつすことなく今に至ります。

 今のほうが元気になっている気がして、あの当時は過労ですぐ倒れるという情けなさでした。まだまだ今から学校へ行かせなければいけない二人のこどもを抱えて一人で生きていく自信が持てなかった私には強烈すぎるあの時代の先頭を突き進む女性たち。

 あの触れば火傷するほどの熱情には圧倒されました。先日、テレビ東京の「昭和は輝いていた」で市川房枝さんと緒方貞子さんのあのエネルギーには感服するばかりでした。あの時代にあそこまでの行動力は凄まじいものを感じます。偉人列伝ですから、言うのもおこがましいですが。

 体の頑健さも大きく影響しますよね。妊娠、出産の数も相当なもので、当時の日本人の丈夫さはどこからきていたのでしょうか。

 あの丈夫な体とほとばしる情熱を今の時代にも欲しいと思います。そして真っ直ぐな心と、行動力。今一番必要なものです。

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