何年か前に図書館でなんとなく伊集院静氏の「大人の男の遊び方」を手にとったんです。私は男じゃないので、「ふ〜ん。大人の男の〜ねえ。知りたいわねえ。」と思ったんですわ。伊集院静氏は女優の夏目雅子さが惚れて結婚した男性だという認識しかなかったのですが。「美人薄命」のとおり夏目雅子さんは早くに亡くなってしまわれて、あまりの若さに驚きました。夏目雅子さんが強く惹かれたという、どんな魅力がお有りになる方なのかなという興味も同時にありました。
お酒が強い、麻雀、競艇と賭け事、博打も徹底的にされる、阿佐田哲也氏（朝だ、徹夜！氏）との交流、その阿佐田哲也氏の凄さ、人間味あふれる人柄、ふんふん放浪する男性ならではの、また時代背景も違うんだけどもおもしろい生き方だなあと別世界の人とは思いながらまた読んでみたくなった作家さんでした。
伊集院静氏の生い立ちも知り、長男が跡継ぎだという親の考えに抗って自分の生きたいように生きてゆくと家を出てからの彼の生き方。少しお歳を重ねられたころの彼の見た目からはその荒々しいような生き方は想像できませんでした。
今、連れ合いが伊集院静氏の本をたくさん借りてきて積んでいます。まあ、麻雀を６０年近くしてきた連れ合いは当然阿佐田哲也氏のことは知っていたんですが、伊集院静氏は知らなかったのに数年前に私が読んだ彼の本をみせて初めて知って興味があったのでしょう。
お酒と賭け事と作家業、不思議な魅力の男性だと思いますわ・ω・
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