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元旦も父は流動食で「お節料理」とは無縁でした🍺

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 昨夕、6時過ぎに関西の96歳の父に電話しました。

 不思議に思うほど快活な声でした。理由は後でわかったのですが。

 「お節料理は出たん?」と考えもなく尋ねてしまった私。「いやあ、一の膳とか言うてたけどなあ。もうちいそう切ってあるやろ。スプーンで食べるんやからなあ。なんも関係ないわなあ。アハハハ。」との返事に「あっ、そうやった!普通に思っとったわあ。」と、このところの父の急激な変化をまだ受け入れていなかったと。 

 全ては「歯」からです。ついこの前まで食べる意思もあったし、実際出された食事は全て食べていたと言っていたのですからね。「差し歯」が取れても「もうこの歳やからなあ。歯医者に行ってもなあ。カネもかかるし。もう、ええかなと思うてなあ。歯医者に行かんことにしたわ。」と。

 歯医者に通うのも、弟の車に乗せてもらっていかなければなりませんし。弟は父が歯医者に行くと言えば、連れてはいってくれたとは思いますが、弟は少々離れたところに住んでいますし。父なりにいろいろ思うところもあったのだとは思います。

 もう歯茎も痩せていることでしょうから、次々に歯が取れたようで結局流動食にならざるを得なくなったということでしょう。もう年齢的にも致し方ないのかもしれません。

 「おせち料理も関係ない正月や。」という声が妙に元気で、話しているうちにわかりましたわ。「この頃なあ、ビールの代わりにレモンハイちゅうのを飲んどるんや。アルコール度数が9%言うから、ビールの倍ほどやなあ。ちょっとほろ酔い加減になってなあ♪今もなあ、夜は自分で冷凍のお好み焼きをチンして、毎日夜はおんなじや。わしはお好み焼きが好きやろ。毎日でもあきひんからなあ。もう電気毛布を温う(ぬくう)して入っとるんや。」と。

 快活な声の理由はほろ酔いでいい心持ちになっていたんですわ❣

 まあ、可愛らしいお酒の飲み方でこんなに声が明るくなるんなら、これはお酒のすばらしい効用だわとお酒を見直しましたよ(^_-)

 呑みすぎる連れ合いを見ていたので少しお酒にはウンザリしていたのですが。

 缶酎ハイ一つで浮世のことを忘れて、いい心持ちで眠りにつけるのは幸せなことですもの。

 見事に、声のトーンが違っていたのですから驚くとともに、父の自分で「こうしてみようか?」とささやかなことでも変えて、気分を変えようというチャレンジに教わった気がして。

 「まだまだ元気やで。元気や❣」という声がホンマに元気で圧倒されるほどでした(*^^*)

 誰も言ってはくれないところで自分で自分を元気にする法を見出したのは「アッパレ✌👏」97歳にもうすぐ手が届く父。

 「大晦日もなあ、紅白歌合戦なあ、もう散々見たしなあ。8時半にテレビ消してなあ見んかったわ。」と言ってました。

 見事に96歳の父を元気に復活させた缶酎ハイ君に感謝状をあげたいほどです。

 私はほとんどお酒を呑んでいないので、父にあやかって缶酎ハイを1つ開けることにしましょうか❣浮世のことが飛んでいくならねえ。

 昨夜は父の元気に圧倒されたのか、なぜかは分かりませんがなかなか寝付けずに明け方3時過ぎまでお布団の中で頭が冴え冴えしていました。息子の差し歯が衝撃で抜けてしまったと前歯が欠けた状態で来たのと、父の事と重なって歯繋がりで〜。歯は大事だと痛感していたものですのでね。

 父の歯並びの悪さを私が受け継いで、また息子が受け継いでとDNAの受け継ぎたくない部分。しかし、歯自体は強い歯なのです。私は昔の田舎のこと、「歯列矯正」などという言葉すら聞いたことがなかったまま今に至ります。

 先日も歯科医院で歯科衛生士の女性に「ご年配の方でも矯正される方はいらっしゃいますよ。若い頃からコンプレックスだったけど、働くことで手一杯だったんだよ。やっとお金も少しはできたんで歯列矯正できるから。」と聴きました。「なるほどねえ。」とは思いましたが、私もコンプレックスではありましたし、それは今でも変わりませんが。矯正にお金と時間をかけようという気持ちにはなりませんでした。

 40年以上前になりますか。私の前歯1つが前にせせり出ていることに、三面鏡を見て気がついたんです。私ももっと若いころに事故で衝撃をうけたことがあって、そのときにその歯1つが動いたんだと思いました。横からは自分では見ませんので気づかないまま。見てしまうと、まだ若かった私は気になって気になって。

 関東にきていましたが、古い歯科医にいきました。もうおばあさんと言ってもいいほどのご高齢の歯医者さんでしたね。「あなたね、自分の歯が一番いいんだからね。それもあなたの愛嬌よ。」とおっしゃいましたわ。愛嬌ねえ、と自分では納得はいきませんでしたけどね。じゃ、私の顔は愛嬌だらけじゃないってね(´・ω・`) 低い鼻もなにもかもね。

 都内に転勤で暮らすようになって、やはり不思議ですね、ご高齢のおじいさん歯科医にたまたまかかりました。近所にあったのです。その歯医者さんいわく「あんたは今から芸能界にでも行くのかい?そうでなかったら、自分の歯をいじることはないよ。」と。

 そういう時代だったのでしょうか。自分の歯が一番いいんだよとね。きれいに見せる歯よりも、食べ物を噛むための歯。それが一番なんだよと二度も言われてしまったわけですわ。

 今の住まいに越してきてかかった歯科医でその前歯は「差し歯」に変わりました!横からみても飛び出していません。それに、まだ抜けることなくも存在しています。その当時も保険がきかなかったのでそれなりに高かった記憶はあります。私の歯はそれだけが人工の歯です。あとは虫歯になって、被せていただいていますが、全て保険での処置をお願いしてきました。

 歯並びはよくないままです。連れ合いは歯並びはきれいですわ。娘は連れ合いのDNAか、きれいに並んでいる歯です。このDNAばかりはどうしようもないことですわね。これを言い出すと、「もっと美人に。もっと背が〜。もっと頭がよかったら。erc」きりがなくなりますわねえ。

 私は今更ですの気持ちのまま、いくしかないと腹をくくっています(^_-)そんなおおげさなことかって?!いまだに歯並びのきれいな方を見ると思わず目が歯にいきますわよ❢ 人のコンプレックスってねえ。ない人はいらっしゃらないのでは。

 でも、これが私です。も少しきれいに生まれたかったわねえ、とは今もね^^;

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