今年の熱さはゼラニュウムも枯らしてしまう異常な熱さです。ゼラニュウムは強い花なのに、葉も花もつけません。ほんとうにバーベキューの網の上にいるかのような熱さに、グッタリしてひたすら耐えているゼラニュウム。
高校野球の選手たちの真っ黒に日焼けした顔、顔。甲子園で応援している人たちもタオルを頭に載せているくらいでは防げないだろうにと心配になってしまいます。暑いで思い出すのが、エジプトへの旅です。10数年前のことになります。湿度がなかったので、温度計ほどの熱さを感じなかったのが救いでした。それと、年齢もまだ若かったのも関係があるでしょうね。
エジプトのピラミッドがどうやって建造されたのか、いまだに知られざることの多い巨大なピラミッド。昨日まだまだピラミッドの調査で見つかる新たな事実をテレビで見たので、思い出したのですが。日本のお城の石垣にしても現代の重機がない時代に人間の知恵と労働で築きあげられています。
マヤ文明にしても、(行ったことはないですが)天体の動きから数学にしても驚くべき建造物を作っています。人間は数千年の歴史で今がそんなに凄いのか?と思わされるほどに過去にもすでに充分な見識と知識を持っていたのだと思い知らされます。
宇宙から見たら、小さな星の上でうごめく虫のような生命体に過ぎないであろう人間。
その中で喜び、憎み合い、熱い寒いと言いながら一生を終えるのだと、遺跡は人間の残した足跡を見ることの出来る貴重なものだと改めて思います。
「栄枯盛衰」という言葉も同時に浮かんできます。あのローマ帝国の巨大な勢力によって欧州の各地に作られた水道橋がまだ残されていることに、今の建築物の脆さを逆に考えさせられてしまいます。
人間の持つ素晴らしさと、ともに複雑な感情を併せ持つ生き物だと言うことを、過酷な日照りと大雨災害を目の当たりにして打つ手の無さに70歳の私ごときが一人つぶやいているだけです。
全く、この熱さにうなされているかのように。
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