連れ合いのなにが原因かわからない湿疹、赤み、特に痒さが体中を移動しています。
背中や脇腹は塗り薬をつけていてもまだ収まらず、その薬をつけたところを避けるように今は二の腕や肘から下の腕にまで湿疹ができていて、痒みを感じて掻きむしっているようです。
大げさに例えると昔の映画の「エイリアン」が体の中に入り込んで食い尽くそうとしているかのように、移動しているのが不気味です。
私からは連れ合いのその赤くなった部分や湿疹、掻きむしった箇所まで全て見えるので、どれほどかと前にも書いたとおり私だったら耐えられないのではと。
この木曜日に又１ヶ月に一度の抗がん剤の点滴を受けに病院へ行くのですが、私は「泌尿器科の執刀した医師に伝えるべきだと思う。皮膚科じゃないのはもちろん承知しているけれど、（皮膚科の問題ではないと私は思っていますし。）血液内科からだされている薬との関連も含めて医師の判断をあおぐべきではないかと。」と連れ合いに言いましたが。
連れ合いは医師の前では従順な患者でしかなく、ただ決まった日に病院へ行っていつものことを繰り返してきました。
私は疑問に思うことは医師に質問もしますが、こんなに痒みが強くなっているのはここ２ヶ月ほどでしょうか。抗がん剤治療を始めてちょうど２年経過した頃からですね。その前までコロナウイルスのこともあって、私は病院には一緒に行っていませんでした。「行かなくていい。」と連れ合いが言いまして。大学病院はいつも混んでいますので。
いくら私が連れ合いに話しても、結局医師にそんな質問をする人ではないのはわかっています。私が一緒に行って言うのはできるのですが、そこが問題なのです。
肺がんの治療を受けているのは連れ合いです。体中を痒みで掻きむしっているのも連れ合いですが、それで私がこの痒みの原因が仮に抗がん剤だとしたら私に「先生、抗がん剤はこんな状態でもまだ必要ですか？」と言えるのかということです。
「俺の肺がんをお前はどうしたいんだ？！肺がんが進行してもお前はいいというのか？！」と連れ合いはいうでしょうね。
痒みの原因が抗がん剤かどうかは定かではありません。
夫婦といえども、掻きむしっている現状をみかねるからとの理由で私が「先生、この酷い痒みはなにが原因でしょうか？」とと聴くのもタブーなのか悩んでいます。
当の連れ合いが疑問をもっていないのですから。それほど痒くても「俺は肺がんを進行させたくないんだ。」との気持ちが強いでしょうし、まったく医師に対してたずねることをしないできています。性格的に私とは違うので、素直と表現していいのか、「お医者様には〜」なのか私は理解に苦しみます。私だったら医師に聴くと思いますので。それほどに酷い状態なのです。その酷さは近所のかかりつけ医が「ここまでよく辛抱してたなあ❢」とおっしゃったことからもわかります。かかりつけ医は痒みを抑える塗り薬を出してはくださいました。が、その痒みの場所が移動しているのですから、いたちごっこなんです。大学病院の医師はその皮膚のただれた状態をご存知ないのです。
私が病院で横から口をはさむのがどうなのか、連れ合いにしたら「命とかゆみを天秤に欠けたら命に決まっているだろう。」が本音でしょうね。
どうしたものか、病院に一緒に行くと言ったら「行かなくていい。」と返ってくるのは間違いないです。黙って私が一人で後から病院に行って〜診察室で医師に尋ねられるのか。尋ねていいものか。
ほおっておけばいいものなのか。痒いのは連れ合いなのです。私はどうしてそこまで痒みが起きるのかと医師にぶつけてどう対応してくださるのかを聴きたいのです。「仕方ないんですよ。」とおっしゃるのか、「う〜ん！」と考え込まれるのか、どちらにしても知っていただくことからだと、私は思っているのですが。
（先程、連れ合いに私も病院に行くという話をしました。返事は予想通り「来なくていい。」でした。「自分で言う。」と。たぶん言わないだろうと、たぶん。）
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