老人ホームを読んだ知人から、「どうして1日で辞めたの？あれじゃ辞めた理由がわからないわ。」と。
そうですよねえ。私も書いていいものかどうか迷って、あえてはぐらかした書き方をしましたので。
ご飯は大きな炊飯器で炊いてあったのですが、ふたは開けっぱなしなので冷ご飯状態でした。小鉢に青物をどういう風に入れるのかと戸惑っている私に来た指示は、ビニール手袋に消毒液を吹きかけてすぐに、その手袋でつかんで小鉢に青物をいれるようにと。
学校給食現場で長く働いていた知人は「えっ、それはないわよ！」と言ってましたが、私も内心こんなことするの？と思いながら、、
人間がしているのですが、まるでチャップリンの「モダンタイムス」のベルトコンベアー式でした。時給で働いているパートの方だったので、「時間内に終わらないと残業代は出ないのよ！」と私に。
家庭では決してしないことばかりでしたね。たいしたおかずでなくても、美味しく食べたいと思って料理をしていますから、家庭ではね。
だから、回収されてきたトレイには手つかずのそのまま残ってるのが多くて、残飯が大きな袋に一杯できて、廃棄物の場所に重い袋を持って行きましたが、前日の生ごみが同じ量捨てられて置いてありました。
面接した男性は「鼻歌を歌うような感じでやってくださいよ！」と。仕事に入る前に言ってらしたですが、いくら歌好きな私でも鼻歌などでるわけないでしょ！って、空気が漂っていました。
働いている人は大半30歳代、40歳代の方々でした。パートの女性が70歳位の方でしたが、声一つ聞こえてこない、重い空気に私は感じました。
「心が死んでしまう！」と私は思いました。それより先に私には出来ないと。
お年寄りにこんなご飯を出すんですか？と。あったかいご飯に、お味噌汁とお漬物だって気持ちよくお出しすれば、美味しく召し上がっていただけるでしょうに。
学校給食の現場にいた知人は、美味しく食べてもらおうと思って作ってたわよ！と憤慨していましたが。
夫婦ふたり、なんとか転んだり、倒れたりしないように気をつけて、今の暮らしを続けていけるよう、減塩、野菜やお肉、魚とバランスの良い食事を心がけていくしかないですね。
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