昨日が連れ合いの病院へ行く日でした。
私はずっと落ち着かず、すごしていました。担当医師に連れ合いの酷い痒みについて、医師の見解を聞きたくて手紙を出したからです。連れ合いには内緒で。
1週間後に担当医師から電話をいただきました。「何の副作用かわからないんです。が、抗ガン剤を3回止めてみるとご主人にいってもいいですか?」と悩んでおられるような声のトーンでおっしゃいました。「よろしくおねがいします。」と電話を切ったのです。
さて、帰宅した連れ合いが言った言葉に絶句しました。「担当の〇〇先生はお休みで別の医師だった。抗ガン剤の点滴をしてきた。」でしたから。
大学病院の科のサイトを見ると、連れ合いの担当医師は助教と出ていました。病院の仕組みはまったく知りませんが、私はそんなこととは関係なく、信頼できる医師だと感じてきました。
見た目で人が全てわかるわけではないですが、真面目に対応してくださるように思える担当医師でらしたのです。腎臓がんだった連れ合いの腎臓摘出手術も「早く!早くしますから。」と日程を早めてくださり、私に摘出した腎臓を見せてくださった医師です。
まさに勘繰りでしかないのですが、担当医師の立場が強くはなくていらして。その病院で強い発言力を持つ医師が取ってかわって、今日連れ合いに相対したのでは?と思ってしまいました。
「3回抗ガン剤を止めてみますか。」と真摯に苦しそうな声で担当医師は私に言ってくださったのですから。私の耳に残っているのです。
サイトを見ると代わりの医師は泌尿器科の部長と出ていました。私と担当医師の会話のことも承知しながら平然と抗ガン剤の点滴を。連れ合いに「〇〇先生からきちんと引き継いでいますから。」と昨日の部長の医師は言われたそうです。
抗ガン剤の点滴をしたから即悪いと言っているわけではありません。それですぐ命に影響があるものではないですから。ただ、見え隠れするのが、国民健康保険に請求されているオプジーボの金額です。大きな大学病院です。一人の抗ガン剤のことであれこれいうのは、邪推だろうと言われるかもしれません。ですが、ハッキリ言って、不信感しかないです!
昨日の医師は奇しくも私がこのブログでも書いたのですが、私の友人のご主人の前立腺がんを担当していた医師なんです。彼女のご主人は前立腺がんが大腸に転移して1年前に亡くなったのです。私の友人は違う病院にもご主人を連れていっていたので、一つの病院で「大腸の検査をしたほうがいい。」と言われたそうですが、友人が「あの医師に大腸に転移しているのでは?と言っても何もとりあわなかったのよ。」と嘆いていたので。その医師の名前は耳に残っていました。
何も知らない連れ合いは、私がどれほど胸の奥ででザワザワとした時間を過ごしたかももちろん知るよしもなく。電話をくださった担当医師の胸の内もどうだったことでしょう。3年以上も担当していただいているのですから。
白い巨塔の中でも力関係が大きく影響しているのは、想像にかたくないです。
私は「セカンドオピニオン」に一度かかる必要性を強く感じました。
大学病院の医療事故も起きています。頑張ってくださっている医師が多いとは思っていますが。
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