2週間ほど前に「寒くなってきたから温かくして、風邪ひかんように気ィ付けてな。」と父との電話で話していました。
父が「去年まで使うていた電気敷毛布が古いからなあ。危ないかなと今年は使わんことにしようと思うんや。施設全体に暖房も入ってるし、わしはエアコンも使わんけど(部屋に設置されているエアコンを使っても、使わなくても毎月電気代は数千円払っているんだそうです)」と。
それにしても、古い電気毛布の危険性をおもんばかる父の慎重さに感心したのです。電線を毛布の下に張り巡らせているのですから、確かに古くなると劣化して電線が切れたり失火の危険性がある可能性はいがめないと思います。
皮下脂肪もついていない父なんです。暑いのもキツイですけど、寒さを我慢するのもねえ。まして夜眠るときはあったかいほうが眠りにつきやすいでしょうにと、迷いましたが電気敷毛布をネット検索し始めたんです。私。
出来るだけ日本のメーカーの商品で、肌あたりの気持ちいいものはないかしらと。日本のメーカーの商品であっても海外の工場でつくられていることは承知してはいるのですが。
7-8点の候補商品を眺めつつ、残念なのは手で触って見られないことですが。そこは致し方ないかなと。
これかなと決めたのは「フランネル素材」の「オレンジ色の敷毛布」です。日本のメーカーなのはもちろん、あえてオレンジ色にしたのは「目」から温かみを感じる色で、部屋も明るくなるのではと考えてのことです。
「寒くて仕方がなかったら車に乗せてもらって行って、自分で買うからな。」と言っていた父ですけど。父の住む近辺で購入した方が、何か不具合があったときには都合はいいでしょうとも考えました。だから迷ったのですけどね。
甘酒を送って「着いたで。甘酒ようさん(たくさん)送ってもろうておおきに。」と電話がかかってきた翌日に電気毛布が届いたのです。甘酒は「送るからね。」と伝えていたのですが、電気毛布のことは言わずに送りました。
父はとても驚いたようでした。「そないに気ィ使わんでよかったんやで。暮れやし、何かと物入りな時季やし。」と言ってましたけど。
それに加えて、私が驚いたのは父が直ぐにつかわずに施設の人がベッドを整えるために見えた時に、その方に頼んでセッティングをしてもらって初めて使ったと電話で話したのです。届いてから数日たってのことでした。
「セットしてもろうて、昨日の夜は寒かったけどおかげさんであったかく寝られたわ。おおきに。」と父。
あくまでも、慎重な姿勢にまたまた感心して「そこまでしたら、大丈夫やわ。良かったわ!」と安どした私。
電気屋さんで購入すると、電気屋さんの領収印を保証書に押すのが以前の慣習でしたので「どこにもハンコも押してないしなあ。」とも言っていた父。そうなんです。ネットで購入するとねえと私も思っていたんよ。お父ちゃん。あったかく冬を越してや💓 来年の春には99歳になるんやし。
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