先日「おかあさん、夏のジーパンはどれやったかな?」と連れ合いの声。
昨夏なにげに洗濯ものを見た時「えっ、Heat techのジーパンをはいてたの?!」とびっくり!慌てて、ジーパンの裏にある品質表示のラベルに赤の油性マジックペンで「冬」と書いたのでした。
連れ合いに見せてよく説明したので、わかってくれたのではと思っていた私がうかつでした。
幼いころから母が縫っていたいろいろな布地に触れて育った私は、布地をつい触っては「これはポリエステル、レーヨン、シルク?」と確認するような癖が身についてしまっているのです。
いまだにその癖は直らなくて、布地と見ると触ってみたくなります。最近のポリエステル素材はたまにシルクと間違えそうになるほど進化していますね。感触だけは。ただ化学繊維と天然素材の絹の違いは通気性や、肌あたりで大きな差があるのは変わりません。
汗っかきの私は真夏にポリエステル素材を着るのが苦手です。レーヨン素材は昔は「人絹(じんけん)」と言われたくらいに絹に似てはいますが、絹は冬は暖かく夏には涼しいと重宝された優れものです。肌にも優しいですしね。
昔からの木綿は肌にやさしいですが洗濯機の脱水でしわになってしまいます。ポリエステル素材はしわにもならず、乾きが早いという便利さがありますしね。それぞれの特性ですので、良い悪いはなくて、好みの問題でしょうか。ただ化学繊維は土に帰らないと言うのだけは、問題ですよね。
そんな私なので理解が出来ないのが連れ合いです。自分が身につけているのだから、肌にあたる感触でわかるのではと思ってしまうのです。感触の違いくらいは、とね。
娘にそのことを話すと「お母さん、それはお父さんには無理なことなの。」と逆に叱られてしまいまして。
油性のマジックペンで書いていても、何度も洗濯すれば消えてしまうことを失念してたんですね。
娘からは「表示ラベルに赤い糸を縫い付けて置いたら?」と提案されましたけれど、それじゃ無理じゃないかなと私。赤い糸で「冬」と刺しゅうでもしてないと、たぶんまた連れ合いは間違えそうです。
蒸し風呂のようにうだる中で、Heat Techのジーパンをはいていたらと思うだけで嗚呼恐ろしや!!!
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