３０年も前のこと、陸上部員だった息子が部活の先生から「清涼飲料水は飲むな！」と言われていたようで、真面目に聞いて飲まないようにしていました。理由は「骨を溶かす。」とのことでした。「へえ、そうなんだ！」と思うだけで今まで来てしまいました。清涼飲料水のほかの添加物のことは気にはしていても、全てのものに何かしら入っているので、見るにはみても買わないわけにもいかずの毎日です。
でも、がんの患者さんが増えていくなかで、日本の添加物は減らす方向になっていかないものでしょうか？やっぱり、不要な薬品を体内に入れ続けるのは良くないですよね。食べ物は見た目ばかり、口当たりばかりの見るものではないのですから。出来るだけ添加物は抑えてもらいたいなと思っていますが、願いが少しでも叶う日が来てほしいです。医療費も減らせますよ。
今日「サライjp」に[世界最新の医療データが示す最強の食事術・ハーバードの栄養学に学ぶ究極の「健康資産の作り方」]の著者 満尾 正医師の「知らずに食べている怖いもの」との記事がありました。
気になったので、読み始めたら「はい、食べていますネ。えっ、肌からも？！」と驚いたので参考までに。
「食品衛生法」が1948年に施行されたそうです。それもしりませんでしたが、満尾医師いわく「時代に合わせて改正が行われているが、国民の健康を守れているかは怪しい限り」だそうです。
「食品添加物」の「リン」を取り上げていらしたのですが、自然の食品にも「リン」は含まれてはいるけれど、それよりもやはり「食品添加物」に多いとのことです。加工食品を多く摂る現代は「リン」の過剰摂取気味になるとのこと。
「リン」は腸でカルシウムと結びつき、その吸収を妨げる⇒すると自分の骨を溶かして血液中のカルシウムを補おうとする⇒骨から溶け出したカルシウムが石灰化して、血管内壁にこびりつき血管が固くなる⇒血圧上昇、腎機能悪化⇒心筋梗塞などを引き起こしやすくなる、との経過をたどりやすくなるんでしょうね。
満尾医師も、我が家の息子と同じように「清涼飲料水を飲んでばかりいると、骨が溶けるぞ！」と学生時代に言われていらしたらしいです。でも、「フン！」と意にも介していなかったのが、今になって「よく理解できます。」と。清涼飲料水には「酸味料」として「リン酸化合物」が入っているとのことです。入れることで「美味しく」感じると厄介ですね。
「リン」の過剰摂取の症状は⇒腹痛・下痢・膨満感・吐き気といった胃腸症状やアレルギー・腎臓にも甚大な被害をもたらすとのことです。腎臓の悪い人はそもそも「リン」の排泄がうまく行かず、溜まりやすくなり⇒さらに悪化の悪循環が起きる。
「リン」⇒「リン酸化合物」
人間の「血中リン濃度」の基準値は２．５〜４．０（mg/dl) 理想は3.5未満だそうです。私がさらに怖いなと思ったのは「育毛効果」をうたうシャンプーや、爽やかな香りが魅力のボデイソープ、歯茎を引き締める歯磨き剤、その他さまざまな化粧品にも含まれていて、肌からも入っていくというところでした。
満尾医師が患者さんの男女の比較で女性のほうが「血中リン濃度」が高かったので調べられた結果、化粧品や歯磨き剤（これは男女関係なく使いますよね。）との結果になったようです。
「リン酸化合物」の名称です。①ピロリン酸カルシウムナトリウム ②ポリリン酸ナトリウム ③メタリン酸カリウム ④トリポリリン酸ナトリウム ⑤テトラポリリン酸ナトリウム ⑥メタリン酸ナトリウム ⑦ウルトラポリン とありました。
添加物として、ph調整剤、酸味料、結着剤、乳化剤、膨張剤、栄養強化剤が上がっていました。酸味料や乳化剤はよく見る添加物ですね。
満尾医師がアメリカに行って目の当たりにされたのは、貧富の二極化が食生活にあらわれているとのことだったそうです。有害な「トランス脂肪酸」のマーガリンや、プロセスチーズのピッザなどは貧困層の多いスーパーに。富裕層の行くスーパーではオーガニック野菜等と明白に分かれていたそうですが、医師は日本では「意識するか、どうか」の問題だと締めくくっておられました。
私が少し「リン酸化合物」を検索しようとしたら、東京農業大学のページで「黒塗り」ではないですが。なぜか、記号のオンパレードの奇妙なページに行き着きました？！これってやっぱり危険な添加物だと言わんばかりじゃないんですかと、ワタシの推理的な嗅覚が働きます。だって不思議でしょ？
暑い夏には麦茶を飲んでいたこどもの頃。たまに飲めるラムネが美味しかったのを思い出します。ラムネにも添加物がはいっていたのかなあ？でも、ほとんど麦茶だった夏。それと、井戸で冷やしたスイカが楽しみでした。わらび餅もね。
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