長兄は84歳、病院の検査で前立腺がんの数値が上がったので薬が出されたそうです。もともと高血圧の家系です。降圧剤も服用していたのにがんの数値を下げる薬のせいか、血圧が上昇してまた病院へ。がんの薬は素人考えでもキツイ薬だと思うのです。
「食べチョク」で梨が届いたとの電話での会話が病気の話に〜
私の96歳の父の「高カリウム症」に出された薬で父が具合が悪くなったのと、同じようには言えないですが。得てして、治すための薬が悪いほうに行くケースもあるやに思うのです。というのも、その前にすでに薬を服用していることが多く、年齢からして弱りつつある体にキツイ薬をいれるのはおおきな負担になるのではと、素人の私の考えです。
先日、薬を出さない医者という文字が目の端に入ったのですが、よくみないで過ぎてしまいました。
難しい問題ですが、両手にいっぱいとかの薬は怖いですね。
いい医師との出会いは男女の出会い以上に困難なことなのかもしれないですね。立派な病院だからとかは、私は独断で関係ないと思っています。個々の医師だと。
40歳台で椎間板ヘルニアの手術をしてもらおうと、覚悟して都内の病院の整形外科の待合室にいたときです。年配の男性が奥様の車椅子を押していらしたのです。私の近くにいらして座ってらしたご主人さまが胸に溜まっていたのでしょうね。「有名国立大学病院で奥様の腰の手術をしたんだけれど、何も良くならず座っていても横になっていても痛くてどうしようもないんですよ。」と話し始められました。「息子がいたんだけど、アメリカに行くと言って家を出ていったまま行方知らずなんです。娘二人は家を出ると家賃を払わないといけないからと、ずっと家から仕事に行って好き放題しているんです。親はたまったもんじゃないですよ。」と嘆いていらっしゃいました。
診察が終わって出てこられて、「有名国立大学病院でグチャグチャにしてしまっているから、さすがに手のつけようがないです。」と医師からいわれてしまったと、肩を落として帰っていかれました。「こっちに先にきていればなあ。」と深いため息をついていらしたのが、頭に残っています。消えないです。
見るからに裕福そうなご夫婦でしたが、行方知らずのご子息のこと、わがままと言える娘さんお二人、どうにも痛いと辛い奥様のこととご主人さまの胸中を思うとかける言葉は出ませんでした。せいぜい聞き役に徹していただけでした。
あれ以来、有名な病院とか建物が立派でも関係ないとの思いがしみてしまっているのかもしれないですね。
素人にはどの医師がどうのこうのはわかりません。人づてに聞こえてくるのを頼りにお世話になるしかないのです。
私の最初の40歳台初めの「痔」の手術は千葉県生まれの友人に聞いて「上手いみたいよ。」との言葉を頼りにその病院の上手いとの評判の院長自ら執刀していただきました。おかげさまで、退院のときに院長から「これでずっと大丈夫だ。」とお墨付きをいただいたとおりにきました。
その後、20年ほど経って、どんどんその病院も立派になっていき、近所のご年配の女性とたまたま世間話をしていました。すると、その女性が私が手術を受けた同じ病院で「痔」の手術を受けてから術後が良くなくてと暗い顔でおっしゃたのです。病院も大きくなると、院長自らも少なくなるのか、医師の数も増えますし、なんとも言えないのですが。その後、その女性にお会いすることもなくなって、気にかかったままです。
実際問題、良い病院、良い医師を探すのは大変です。白い巨塔じゃないですが、部下を引き連れてゾロゾロ歩く医師にも20歳の頃にはお世話になりました。私の症状は多くのインターンの目にさらされもしました。若かったからたまりませんでしたよ。でも私の少ない経験で感じたことは良い医師は気さくでしたね。偉ぶった方はいらっしゃいませんでした。これは一貫していました。
私は振り返ってみて、いい医師に出会えてきたなと有り難く思います。たまたまですが、下調べはしました。後は直感です。直感は大事です。私には。
さてさて、送った梨のお味はどうだったのやら(^_^)
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