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連れ合いの兄が脳梗塞で救急入院したとの知らせに愕然となりました❢

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 連れ合いのすぐ上の兄はまるで親のように我が連れ合いのことを気にかけてくれる、私が感心するほど弟思いの兄です。連れ合いの4歳年上の兄です。80歳はこえましたけれど。その兄が昼間、急に言葉のろれつが回らなくなって救急搬送されたと遠い故郷に住む長兄から連絡が来ましてビックリしました。前立腺がんにもなって放射線治療していたのは知っていたのですが、(そのことももちろん言っては来ませんでした。大分経過してからひょんな事で知ることに)兄はまたお酒、特にウイスキーが好きでガンガン呑む兄でもあったのです。突然に(身体のなかでは進行しているわけですが、残念なことにまたは良くしたものでとも言えますでしょうか。身体はスケルトンではないので、突然と思うのですが)言葉と記憶を失ったようで、奥さんの顔も子どもたちの顔もわからなかったようでした。最初の時点では。

 弟思いの兄なので、連れ合いのがんの心配はしても、自分のことは我が連れ合いには言わないようにと、奥さんにも口止めをしていたようでした。さきほど、さすがに気がかりで兄嫁に電話して聞くことが出来ました。

 このコロナ禍です。救急も断られるケースが多いと聞きます。すぐ上の兄は東京都内に暮らしていますので、なおさらのことです。が、たまたま救急車の隊員さんがいつも前立腺がんで通っている病院ではない病院のほうが良いと判断して入院先を決めてくれたのが家から近くて功を奏したようです。そちらの病院で手術をして、今はリハビリ専門病院でリハビリ中だとのことでした。リハビリは3ヶ月以内に一日でも速く始めないといけないのが鉄則だとお姉さんから聞きまして、肝に銘じました!当初顔がわからなかった奥さんと子どもたちの顔もわかるようになったとのこと。今はリモートでしか顔を合わせられませんが、それでも顔が認識できると言うのは大きな前進です!

 お姉さんは介護保険の手続きも済ませたと話していました。連れ合いの兄弟は戦中派にも関わらず、3人共に大きいほうに入る体つきですので、私も常々介護するようになったら大変だろうなとは頭の片隅で考えてはいました。まあね、夫婦のどちらが介護されるのか、されないでコロッと逝けるのかはわかりませんが。私がグッタリとなったこともあって、その時は連れ合いが「グッタリされると重いもんだな!」と言っていたこともあるのですから、介護は大変だということです!

 私も「よかった!!よかった!!」と心の底から声が出ました。あのお兄さんが、、と思わず、今涙が溢れそうです。我が連れ合いとはタイプの違う物静かな兄、物理が得意で連れ合いが学生だった頃、物理の宿題1冊をサラサラと書いてポンと子供だった連れ合いに渡してくれたという兄です。父親の顔を知らない赤ん坊だった弟をいつまでも気にかけてくれる兄の優しさはその時点から変わることがないのです。弟をあんなにいつまでも心配してくれる兄です。回復して話ができるようになって欲しいと祈る思いです。

 お兄さん、元気になってあなたの弟と積もる話を思いきりしてくださる日が早く来ますよう、戦地で亡くなったお父さんにお願いしておきますからね!

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