私の暮らす町の公共施設内にある役所の出張所へ行きました。
「6人待ち」と最近導入した順番札が出る機械の表示とおり、20人ほどの方が待っていらして。
その半数が海外からの若者でした。グループで固まって座って、順番待ちの様子。
一人の背が高く、顔立ちは「平たい族」の日本人とは違って、濃く、肌は少しこんがり色の青年の足元は裸足にサンダル。
その日は肌寒くて、私は薄手のダウンジャケットを羽織っていたので、思わず「寒くない❓」と声をかけてしまったのです。「寒くないです。」と返事が笑顔とともに返ってきまして。
「滞在ビザ」とか「健康保険料」「年金」との言葉が、役所の窓口の女性職員の「OK?」と言った英語の単語と混じって聞こえていました。
さて、順番を待っていた私は手持無沙汰なので、裸足にサンダルの若者が日本語の書類に背中をかがめて書いているのを見るともなしに眺めていたのですが、、
思わず「大変ね。」と声をかけたのです。すると、彼も「大変です。僕はパキスタンから日本語を勉強しに来ました。漢字はパキスタンにはないので。」と。
書類を見ると、彼が住んでいるアパートの住所は日本語ですので、漢字です。
おせっかいな私は役所の女性職員に「住所の漢字のところを私が書いても大丈夫ですか❓」と聞いたのです。「いいですよ。」との返事をもらって、代わりに書くことに。
日本人でも、こうした役所の書面はわかりにくくて、面倒なものです。せめて、少しでもお役に立てば~と。
それにしても、来日して1年で日本語の会話はできるのですから。彼は。
「私がパキスタンに行ったら、とても喋れないわ。貴方は英語はわかるようだし、頑張ってね。」と、別れたのですが。
パキスタンと言えば、現在「イランとアメリカ」の仲介国です。
娘の高校時代からの友人はカナダ人のご主人とパキスタンに駐在中と、聞いていまして。
感慨深く、帰宅の途についたのですが。
若い彼が日本語を習得して、どんな仕事についていくのか、母国パキスタンに戻るのか、「映画を見るように」彼の生き方が見られたらと、ふと、彼のご両親が暮らす母国の平和と、若者たちが未来を信じて邁進できる世界でありますようにと、願わずにはいられませんでした。