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本田宗一郎氏に憧れてHONDA車に。

green pine trees near mountains under blue sky
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私が生まれ育った家には車はありませんでした。父がどう考えていたのか、聴いたこともありません。長男である父が祖父の横暴に泣いている母を守るため家をでたのです。中古の家を購入して。私が10歳のときでした。その前もその後も父は自転車で会社へ行っていたんです。

私が20歳でお見合い結婚で家をでてから、晩年の父はカブに乗って買い物に行っていたようでした。空き家になっている家の物置にはカブがホコリを被っているのだろうと思います。

そんな家で育った私が結婚した連れ合いは車が大好き。戦争未亡人の義母が出来る商売を手探りしながら日々の糧を得ていた家なので、車は当然ありませんでした。高校を卒業して働き始めてローンで車を手に入れたようです。

連れ合いと結婚した私はもちろん車の免許は持っていませんでした。大阪から熊谷に転勤してからも私は自転車やバスで買い物に行っていました。大宮に転勤で引っ越して、POLA化粧品のセールスをしていたときに事務所の男性所長から「原付バイクの免許をとったら行動範囲が広がるよ。」の一声ですぐ原付きバイクの免許をとりまして、バイクを購入。

車を買うのは肩に重かったですが、原付バイクはお手頃だったのもあります。

なんとかバイクにも慣れて走っていると、渋滞している車の横をすり抜ける快感を覚えるようになったものです。が、時折大型ダンプカーの横を走っていると、その瞬間に排気ガスを吹き付けてくる弱いものいじめは経験しましたねえ。その頃は大型バイクにも乗って見たいと思ったものです。どうして大型に乗らなかったか。腰痛持ちの私があの大きくて重い大型バイクを倒れている状態から起こさないといけないと聴いたからです。

さて、今の地に越してきて小さな鉄工所の原価計算の仕事をするようになってどんな心境の変化があったのか、もう覚えていません。ただ連れ合いに免許をとりたいと言ったときの連れ合いの言葉は忘れられません。「お前が免許なんかとったら、線路でエンストして一家離散や!」こんなことを言ったんです。

強烈なパンチを食らったわけですが、私は免許センターに申し込みに行きました^_^ 1月15日のことでした。30歳代始めでしたから、およそ当時でも30万は免許をとるのにかかるだろうと言われていました。結果、20万円台だったと記憶しています。原付バイクで雨の日、雪の日も通いました。フルフェイスなどない時代でしたから、サングラスだけで顔は雨や雪でぐちゃぐちゃになりながら。仕事の合間に許しをもらって。時給日給でしたので、給料は減りましたけどね。

先日帰省した折に妹の連れ合いにこの「古い線路でエンスト話」をしたら「そういうたら、昔そんな事故があったなあ。それが頭に残ってたんちゃうかな。」と笑っていましたわ。

めでたく免許証を頂いても、車は1台。連れ合いが職場に乗っていくので、そう運転はできなかったのです。ところが不思議なもので、連れ合いが高卒で入った会社を辞める成り行きに。次に入った会社が都内でしたので、電車通勤になりまして。私は保険外交員として車で(ナビなどまだない頃に)紙の地図を頼りにあちこち走りまわることになりました。

前置きが長くなりました。連れ合いは「TOYOTA」車に乗っていました。車を運転するのが好きな人でした。子供の頃から動くものに乗るのが楽しかったようで。ただ車の整備や、洗車はあまりというか、まずしなかったですね。私が集合住宅の洗車用の水栓を有料で借りてきて水浸しになりながら洗っていましたっけ。

私は「本田宗一郎氏」が凄いなといろんなドキュメントなどを見ては思っていました。ですから、一度は「HONDA」に乗ってみたいと憧れ続けて。乗りましたよ、HONDAに。

私が乗っている間は整備工場に車を持っていくのも、洗車するのも私が一人でしていました。整備工場ではずっと整備士さんがどんな点検をされているのか見たくて見たくて。立ちっぱなしで見ていました。

車の構造がわかったら、おもしろいだろうなあと真剣に考えたことも。

今、アメリカの多分古いテレビ番組だと思いますが、ボロボロの中古車を買ってきては整備士のプロが見事に再生。それもエンジン出力の大きいものに変えたりして作り上げて行くのを見るのがおもしろく、彼らの車愛に驚嘆しています。アメリカは車社会ですから、自分たちで車の整備ができなければあの広大な土地を走れないでしょう。

本田宗一郎氏は日本を代表するプロフェッショナルのエンジニア・職人さんだと尊敬しているのです。だからどうしても、私の要求度が上がってしまうキライがありますねえ。本田宗一郎氏なき今でも。

私の運転能力は?上手とは言えませんでしたけどね(^_^;) もう車がなくて、寂しいのとホッとするのと。

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