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求人チラシに見える今の日本

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今年初めて見る求人チラシ。トラックの運転手、介護の関係、保育関係とずっと続いている求人だなあと思いながら。そのなかに障害のある方々をお世話する仕事が一つ。お給料が月に10数万円の金額です。

自宅がない方だと、家賃や食費、光熱費を払って生活していくのにどうなんでしょうと考えてしまいました。大変なお仕事です。ずっと言われ続けてきている介護という重い仕事に見合う対価なのかと。

昨年から上がり続けている物価。上がらないお給料と言われ続けている日本の状況。

私がデパートで働いていたとき、30歳そこそこの年齢で結婚されている同じ販売の仕事の女性が「こどもを育てるってお金がかかりますよね。無理だわ。」と呟いていらしたのが今も耳に残っています。もう40歳代になられたと思います。それくらい前のことでした。変わっていないのです。何も。

私が求人チラシを見始めた当時は「どこか働くところがあるかなあ?」でした。もちろん。

最近は年齢的にないだろうとわかっていても見ています。今の世の中がそこに見えてくるからです。介護が圧倒的に多いのは変わりません。

元旦に娘夫婦がきたときに、話の流れから娘が生まれたときのアルバムを約半世紀ぶりに引っ張り出してきました。娘のパートナーが「このアルバム、最近見ないですよね。」と表紙のやたら分厚い昔のアルバムをしげしげと眺めていましたね。

当時21歳だった私が赤ん坊の娘を抱いている写真。まるで別人のようでもあり、でも紛れもなく半世紀前の私。そのアルバムのわたしが書いている文字を見て娘が「お母さん、母・無職(主婦)と書いているわよ。主婦と書けばいいのに。」と言うのです。

私はそんなこと忘れていましたわ。忘却の彼方でした。

21歳のワタシが「主婦」と書くことにどうして抵抗があったのだろうと、やはり働きたい願望が自分でもわからないうちに、職歴があったわけでもないにも関わらずあったのかと今更ながら私自身が驚きました。

決して主婦がいい・悪いの次元とは関係ない私の持っている資質みたいなものがあったのかと。

「働く」という文字は人が動くと書くのですね。または「はたが楽に」とも言われることもあります。

人は動くもの。動かなければならないもの。生命体としての人は。

そうして暮らして行くのです。暮らしていけるのです。それは主婦も同じです。

求人チラシに手数料を払って働く人を募っている企業さん。大変な世情なのは理解できますけれど、働く人の人生がかかっているのですからもう少しお給料を増やしていただけないものでしょうか。私のつぶやきに過ぎないと知りつつ。

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