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認知症と誤診される病気があるとのこと。

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 私の足がパンパンにむくんで心配になってから、その後にかかりつけ医での健康診断がありました。素人考えで「むくみ」=「腎臓」と思ってしまっていました。健康診断の結果、腎臓の数値は異常ないとのことでした。

 今、高齢者に「むくみ」があったらまず「心臓、肝臓、腎臓、甲状腺」のいずれかを疑えとあるのを見て自分の思い込みに気がつきました。

 私の連れ合いは甲状腺の異常が見つかって現在も甲状腺の薬を服用しています。市の肺のレントゲン撮影から「肺に影あり」と診断されてのちに「腎臓がん」からの遠隔転移だと判明。2年前の8月の終わりでした。腎臓は一つ切除していただきました。ステンレストレイに乗せられた切除したばかりの腎臓を医師が持ってみえた手術室内の小部屋でのことは昨日のことのように鮮明に覚えています。5センチのがん細胞は大きなものでした。こんなに大きくなるまでどれほど長い年月持っていたのだろうと。

 一つめの抗がん剤のカプセルは副反応がひどくて、連れ合いは今も言うのですが。「まるでコロナに感染したのと同じ症状だったよなあ。」と。「味がわからない。食欲がない。高熱がでる。」などあれほど食欲旺盛だった連れ合いがグッタリして再度の入院検査。血液検査の結果、あらゆる数値が悪化していたと医師の言葉を聴いて驚いたのを覚えています。コロナ感染の前の年のことなので妙な気持ちになったのです。コロナ感染が世界中に広がってから。

 今は本庶佑先生の抗がん剤「オプジーボ」に変えようとの医師の判断から点滴に毎月通っているのです。小さな小さな肺に見える点のようながん細胞が転移こそしていないと言われながらなかなか消えるところまでいかないのです。検査の過程で甲状腺の数値の異常が発見されて、薬が増えました。

 連れ合いは体中に赤い痒みがでていてそれが移動しているのです。脇腹だったり、背中やふくらはぎ、足首が痛々しいほどのケロイド状に。痛いのもつらいですが、痒いのも耐え難いものだと思います。私はやはりキツイ薬の副作用なのかなと、また素人考えですが思っています。かかりつけ医が内科、皮膚科なのでそちらでもらった塗り薬と始めだけ処方された飲薬でもいっときだけ効果が出ましたが、相変わらずの様子です。

 前置きが長くなりましたが(小三治師匠のまくらなら楽しいのですが、失礼しました)甲状腺機能低下症という病気が認知症と間違われやすいという記事に「怖いな!」と思わず我が身にふりかかったらと。。

 連れ合いの甲状腺の薬がまず頭に浮かんだので、余計に関心を持ちました。

 その記事によると、かかりつけ医も認知症だと診断されて、娘さんが70歳代のお母さんを連れて行ったメンタルクリニックの医師も甲状腺機能低下症だと発見できなかったとのことでした。徘徊や妄想、幻覚(自宅の2階に誰かいると訴えていらしたとか。実際は誰もいないのに。)とまさに単純に思うのは認知症でしょうね。

 70歳代である女性がこの記事を書いた医師を娘さんと訪ねたとき、髪の毛もほとんど抜け落ちていて、肌もガサガサだったので90歳代かと医師は思われたそうです。その外見から、病的なむくみがあるとかを見て「これは病気ではないか?」と判断されて、結果甲状腺機能低下症が判明。幸いなことに甲状腺機能低下症は治療法が確立されている病気だそうです。

 甲状腺は代謝や成長の調整に重要な働きをしているとのこと。甲状腺ホルモンが減ってしまうと、体に不調とともにさまざまな認知機能も低下をきたすと意外に主な臓器とは違って認識が浅いことに気付かされました。もちろん素人なのですから、そんなに詳しく知る由もないので一つ頭にインプットされました。

 結果、その方は順調に回復されて髪の毛も蘇り、いまは一人で生活されているとのことです。お医者様とのめぐり合わせでかたや認知症のまま亡くなられていたかもしれないと思うと恐ろしい限りです。ですが、この甲状腺機能低下症の知識は医師としては知っていてしかるべきだとこの磯野浩医師は書いておられます。

 しっかりと患者と向き合ってくださる医師と巡り合うことの困難さをまた改めて考えてしまいました。人生のしまい方が医師によって不本意に終わるのか、健康を取り戻し自分でしまい方を考えられるのかは雲泥の差ですから。いずれはやってくる人生の終点。その日までできるだけ自分を見失わずに歩むことが本望です^_^🌼

 よい医師に出会えますようにと願掛けでもしますかねえ(^_-)-☆

 私の足のむくみは果たして何が、どこが原因なのか未だ不明なままですわ。

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