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「蛍の神秘」に魅かれました

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私が蛍を見たのは数十年前が最後でした。

帰省してお世話になった妹の家の周りは田畑がいっぱい。蛍飛ぶ短い時期にたまたま遭遇したのです。ラッキーでしたね。子どものころから数えても数十年ぶり。

72歳の今までに大人の目で見たのは1回だけってことですよね。

平家蛍と源氏蛍。もっと多くの種が存在するけれど、田んぼや湿地には平家蛍。急流に源氏蛍だそうなんです。

研究者によると「源氏蛍」は進化を続けているらしいです。進化の頂点が源氏蛍だと研究者の説明でした。

西日本と東日本では「源氏蛍」の点滅パターンが違うらしいのです。西日本は1・2と光り、東日本は1・2・3・4と光るのだとか。日本列島が大陸だった頃から日本列島が分離した時には東日本と西日本はつながっていなかったそうな。それ故に違うのだとは、なんと小さな蛍の壮大な話です。

それに加えて九州五島列島の源氏蛍は光は1秒と、東日本とも西日本とも光るパターンが違うことが発見されたのがここ最近とのこと。

種の保存のために、太古の昔からかくも進化しながら人間には「美しく短い蛍の光景」だと鑑賞の対象にされているのだと思うと、人間のほうが「ちっぽけ」な存在なのかもしれないと想えてしまいます。

何十年も見ていない「蛍の光のはかない美しさ」がはかなくないことを知る驚きと喜び💓

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