「水俣病」 この公害による惨事は忘れてはいませんでした。

ですが、最近行われた調査によって、私の年齢とほとんど変わらない方々が、これまでの人生で多くの苦しみ、悔しさを抱えて、生きてこられたことを知ったのです。

企業が「水銀」を海に垂れ流していて、その海から魚を獲るのが漁師の方たちの仕事であって、当然その魚は食卓に上がり、家族で食べていらしたがために、70年を経た今も介護を受けながらの生活をやむなくされている方々がおられるのです。

(オーム真理教の「地下鉄サリン事件」の被害者の方々も、同じ大変な生活をされていると報道されていました。連れ合いは間一髪、あの時間、あの電車に乗っていなかったということで、被害にあわなかっただけでして。)

そうした方々の介護をされている、水俣生まれの女性が「今後こうした被害を二度と起こさない」ためにも、と多くの記録を残しておきたいと話されていたのです。

胎児の脳内にも水銀の毒が入り込んでいて、表面上は健常に見えながら、認知機能や学習、いろんな内臓の病気を引き起こしていたという事実が明らかになったのは、調査に協力してくだすった数十人の高齢の方々がいらしたから。

多くの方は70年を経た今でも、「みなまた」に対する偏見の重圧に疲れ果てていらして、協力を拒否。被害にあわれた方の過酷な人生を物語っているのだと思いました。

胎児の段階での弱い「水銀汚染の被害」は、海外では知られていた学術的事実だというのに。

日本では70年も経て、そうした調査が行われていなかったというのにも、驚きましたし。

女性は赤ちゃんを流産したり、卵巣を摘出しなければならなかった方の比率が高かったとのことでした。

行きたかった学校への進学も、「無理だ。」の一言で断念された男性が「もう一度生まれ変わったら、その学校に行きたい。」と話されていたのも、切なく聞きました。

これは、水俣病だけの話ではないと私は思ったのです。

日々、食べている食の問題にも関わることですから、輸入野菜の残留農薬だって、とても有害なのは明白なのです。

輸入するにあたって、きっちりと検査をしてもらわなければ、いけません。国民の「安心・安全」を守るのは国としての基本ですから。

良くも悪くもグローバルな時代です。

「血となり、肉となる」食べ物の安全基準を厳格に取り締まってもらわないと、第2、第3の「公害」が未来を担う子どもたちや、若者の身体や脳内を汚染してしまうのです。もちろん成人の身体にもいいはずはありません。

今、「ゾンビ煙草」と称されるものや、薬物による被害が若者の間で広がっていると言われています。

「静かなる破壊」と、戦争による破壊、どちらもあってはならないことだと強く思っています。

ABOUT ME
audreyh0504
自己紹介 もうすぐ73歳に 関西から半世紀以上前に関東へ 連れ合いが突然関東への転勤を命じられ 埼玉県や都内に住んで 今は千葉県 子ども二人はは関東育ち 関西弁は当然のこと関東弁は仕事がらですが いまだイントネーションは直りません