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鮎が跳ねる川の近くで育ったのに

underwater photography of clear water
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 私は鮎を食べたことがないのです。祖父が川でとってきた雑魚を自分で甘辛く煮ていたのを見ていました。ただ見るだけ。今とは大きく違い、食べ物が豊富になかった時代の田舎でのことです。祖母は私が2歳の時に亡くなるまで、子宮がんを患い母が寝たきりの祖母を看病していたのです。

 60歳の還暦を待たずに亡くなった祖母に逢って話をしたかったなあと、思うことはありましたねえ。

 もちろん祖父は鮎は食べていたようです。というのも、私は川魚が苦手というか、食べずきらいの子どもだったのです。よく風邪をひいて微熱で背中が寒くて、学校でも日向ぼっこをしていたのを覚えています。

 5歳下の妹は祖父に連れられて、鮎の料理屋さんで「鮎の踊り食い」を食べたと聞いて驚いたのものでした。

 私は「無理!」だと思いましたね。

 この歳まで生きてきたので、鮎の塩焼きに遭遇したこともあるにはあります。が、欲しい方に差し上げてスルーしてきました。

 関東に来て、「イワナの塩焼き」を一度だけ食べたことがあるのです。美味しくいただいた記憶は残っています。でも、鮎は一度も食したことがないまま今に至ります。

 だいぶん偏食は改善されたと思いながら、10歳まで生まれ育った故郷の鮎が跳ねる川を思い出したという次第です。

 歳を重ねてよみがえる思い出といったところでしょうか。

 

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